福寿園京都本店ブランディング計画

Fukujuen Kyoto Branding Plan

鹿目尚志、大上一重(鹿目デザイン事務所)

寛政二年創業の福寿園京都本店の新築にあたり、伝統・文化を世界に発信する、新商品群のブランド計画。

伝統には、生きている伝統と、死んでいる伝統がある。死んだ伝統とは、形骸化したものであり、模倣的であり、古い印象を与える。生きた伝統とは、今現在成長を続けているものであり、独創的であり、時代を超えて輝きを放つものである。デザインに於いて伝統を扱う場合、この、似て非なる“繊細な違い”を、明確に意識する必要がある。
創業寛政二年の老舗、福寿園の新商品群は、平安朝の時代から先人達によって受け継がれてきた「京文化」という伝統と誇りを、現代社会に於いて成立させ、さらには世界に向け発信する使命を課せられた、正に“生きた伝統”が求められたプロジェクトだった。
品格ある伝統感と現代的な美的感を両立させ、なおかつ複数の各ブランドの強い個性と全体の統一アイデンティティーを両立させるという、極めて難しい課題の答えとして、「格子」というデザイン表現を中心軸として、ブランディングを構築した。

SILVER PENTAWARD 2009

Fukujuen

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