ミツカン 飲料酢シリーズ ブランド計画
Mizkan Beverage vinegar series Branding plan
酢のトップメーカーミツカンの飲料酢商品群の全体を見直し、総合的にブランディング計画を行い、消費者の様々なニーズに的確に応える商品構成を目的とした総合的リニューアル。
＜背景＞
商品群の軸になるのは、2003年に発売された純玄米黒酢。当時他社より少し遅れて不利な条件で黒酢を発売する為に、「真打ち登場」的な存在感で市場を圧倒するというコンセプトを立て、日本の酢の文化を担う、堂々とした王道感のイメージを心がけデザイン開発したもの。この商品で本格的な黒酢ブームとなり、今現在も黒酢のランドマークとして市場に定着。
2009年、飲料酢をこのランドマーク的黒酢ブランドのイメージで統一展開することで、ブランドの総合的な強化を図る。
＜デザインコンセプト＞
純玄米黒酢のコンセプトを継承し、ミツカンの本社工場の黒壁に栄えるミツカンのシンボルマークを、企業の誇り高い伝統と高い技術力を象徴するシンボルとして、改めて全てのアイテムでセンター上部にレイアウトする事で、消費者にその信頼感と品質を明解に伝え、企業自体の価値も同時に高めてゆく事を目的に、ブランドの確立を計画。特にライトユーザー向けのカジュアル的なデザインや、別ブランドのリンゴ酢商品も、同じアイデンティティーとしてデザイン展開。このミツカンシンボルが商品アイテム数分だけ、店頭に並ぶ効果を狙い、企業イメージのアップを図る。
